2015.03.09更新

今日患者さんに「電気治療器って、どこかかけちゃいけない所ってあるんですか?」

と質問されたので、ブログで取り上げようと思います。

まず、よく一般に出回っているような「低周波治療器」といったものなら
どの部位にやって頂いても問題は無いです。
変な表現ですが、よくテレビでお笑い芸人の方が顔面にとんでもない出力で電気を
流したりしてますけど、ぶっ倒れたりしてないですよね?(でも絶対マネしないで下さい)

なぜ問題無いかというと、低周波は筋肉の表層(浅い層)にしか届かないので
腰や肩の緊張、血流不全といったものアプローチは出来ても、深層(深い層)にまで
作用はしないので問題になり難いという結論です。

逆に低周波よりも上の周波数を用いた治療器だと、首よりも上に当てる事は
当院ではしておりません。
特に眼を動かす細かい筋肉がある場所等は特にリスクが高いと思われます。


むしろ患者さんに覚えて頂きたいのは「血圧・治療器を当てる部位の数」です。

実は電気は血圧に若干の負荷をかけます。
目安としては「低周波治療器を当てる部位が3箇所以内なら血圧に強い負荷をかけない」
「低周波治療器を当てる部位が4箇所以内なら血圧に強い負荷をかける」
といった感じです。

ですので、最初の問診で血圧に不安がある方はスタッフにお話ししておいた方が良いですし、
血圧に不安がない方でも「4箇所以上」電気をかけるのは避けた方が良いかとお思います。

「やってもらえるならいっぱいやってもらおう」と腰・肩・背中・首・両膝といった
複数部位に電気を一気に当てると貧血症状が出たり等ありますので、
「何事も過ぎたるは及ばざるが如し」で3箇所でガマンですね。

 

                                                                                         石井

投稿者: 石井鍼灸整骨院

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