2015.02.09更新

最近来院される患者さんで急性腰痛(ギックリ腰)の患者さんが増えています。

状況等にもよりますが俗に言うギックリ腰は「蓄積型の症状」として
発症する方が非常に多いです。
簡単に言えば「使い過ぎや一気に運動等をし過ぎて、疲労が限界点に達し
拒絶反応のように著明な痛みを出す」といった感じです。

まぁ日頃から身体の手入れ(ストレッチや当院での施術)をしていれば問題ない
事が大半ですが、ソレを発症してから聞いても単なる説教になってしまいます。

ですので、そういった症状が起きてしまった場合どう対処したらいいのか?
今回はソレを書こうかと思います。


1:まず冷やす
以前にもブログで数回書きましたが、何かしらの原因で一気に強い症状が発生する
いわゆる急性症状は、発熱を伴う痛み「炎症」を起こすので、
発熱が上がるたびに痛みも比例して上がります。

ですのでシッカリ冷やして発熱を抑え、痛みを抑えるようにしましょう。
お風呂も湯船は厳禁なので、シャワーでお願いします。


2:運動はしない
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、意外と患者さんから
「運動をした方が治るって友達に聞いたんだけど」と言われる方がいます。

これも以前のブログにも書きましたが、運動は健康な時にやるから良いのであって
不健康な時にやると身体が耐えられない負荷を受け、
筋肉が緊張し、その結果強い萎縮が起き、余計に状態が悪化します。

運動は症状が取れてからにして、痛みが取れるまでは安静に!


3:寝るのは横向きで
強度の高い腰痛をお持ちの方全般に言えることですが、仰向け寝は厳禁なんです。
何故か?ソレは腰とお腹の位置関係にあります。

腰の前にはお腹がありますよね?仰向けに寝ると腰の上にお腹がくる体勢になり、
腰にお腹の重みがかかる格好になります。

ギックリ腰の時に重たい荷物を持とうとは思いませませんよね?
腰に重さという負荷がかかり痛みが強くなってしまうから当然です。
それと同じで仰向け姿勢は腰にお腹の重さという負荷がかかりますので良くない!
寝る時は横向きで寝ればお腹の重みが腰の負荷になることもなく寝れるので安心です。

余談ですが寝てる姿勢から起き上がる時は「横向きから、腕の力を使って起き上がる」
これも非常に大事な事です。
皆さん起き上がる時は腹筋を使って身体の力で起き上がろうとしますが、
腹筋は腰の前にある、つまり先程お話をした前の負荷が後ろにくる理屈と同じなので
腹筋に力を入れず腕を使って起き上がれば、腰への負荷を最小限に出来ます。

 

以上のような感じでしょうか。

え!?これだけ!?と思われるでしょうが、ギックリ腰は自分で治すというのは
かなり厳しい症状なので「これ以上悪化させない対応」が自分自身に出来る部分となり、
後は状態により適切な施術を受ける事が大事になります。


                                                                                           石井

 

投稿者: 石井鍼灸整骨院

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